2014/01/19

「work -私の仕事場の作品たち- 7」

 

 
 
 
 
 
 「桜地花織着物」
 
 
 
「裾部分」 
 
 
 
「着物部分拡大」


 


「着物部分」






 
 
 
 
 
      ■ 使用素材 /家蚕座繰リ絹糸・柞蚕糸×家蚕座繰リ糸・天蚕紬飾り糸/
        桜枝 /花織 /着物




       「昨年の3月下旬、桜の枝で染めた着物地だ。こんなに素直に色が染められる
     染材はあんがい少ないのではないだろうか。染の結果は桜の花の色の再現だ。
     この桜の色素は何で構成されているだろうか、という化学式には興味は持たな
     い。染めると、この色になるのだから。桜の花びらのイメージで織の組織は花織
     にした。
      桜の花は、万葉の時代から歌に詠まれてきた。しかし歌に詠まれるずっと以前
     から古い農耕の歴史では、桜は春の農作業の指標として使われてきたという民
     俗学的見方もある。」